馬ノ髪山

1998年11月8日、単独

コースタイム
 新潟市五十嵐の実家発6:05=登山口着 7:28 発  7:35 − 尾根取り付
き 8:00−山頂着 8:47 発 9:01 ー 尾根取り付き 9:30 −登山口着
9:52 = 豊栄自宅着 11:00

  朝6時5分、新潟市五十嵐の実家を出発。途中コンビニで朝食を買い車の中で食べる。
  新潟西インターより高速に乗り、三川インターで下りる。
  天気はあいにくの曇り空、予報では昼過ぎより晴れるとの事。最近の日曜日は気持ち
の良い晴天に恵まれない。
  上綱木の綱木川にかかる橋を渡ってすぐ右に折れ、少し進んで過ぐ左に折れる。林道
綱木新谷線と表示が有る。
  岡本さんに教えられたとおり、作業小屋を目差して進む。
  しばらく行くと、左手に目差す作業小屋が現れた。台座の部分はコンクリート製、小
屋の右手に林道が奥へ伸びていた。
  林道に車を乗り入れようとも考えたが、ぬかるみにはまって動けなくなると悪いので
小屋の駐車場に車を止めた。小屋の中には誰もいないようだった。
  7時35分、沢沿いの林道を歩き始めた。小雨が降り始めていた。
すぐに砂防ダムが現れ、林道はそこで切れていた。ダムの左手に階段が有りそこを
登ってダムを越えた。
  沢沿いを進む、右手に伐採された台地があり、踏み跡が伸びているので行ってみた
が、沢からどんどん離れていくので引き返して沢を忠実に歩いた。長靴を履いてきた
ので、水の中も平気で進んだ。
  左手にがさごそ音がするので見てみると、カモシカのアベックが私を発見して急いで
斜面を駆け上がっていた。そして、私をじっと見詰めていた。「テ゜ートの邪魔をし
てごめんね」と、心の中でつぶやきつつも、せっかくの機会と写真にその姿を収めさ
せてもらった。
  沢沿いの道も所々手ぬぐいの切れ端が木の枝に結んであって良い目印になっている。
安心して歩く事が出来た。
  8時ちょうど、右手に赤布が木についてあり、先程からの手ぬぐいの切れ端も有り、
ここが尾根の取り付きだと分かった。
  尾根の急登が始まった。道は枯れ葉に覆われており最初のうちだけ尾根幅が広いため
やや不明瞭だったが、その部分は赤布がついていた。すぐに尾根の形状がはっきりし
て、迷うような所はなくなった。
  高度計が500mをさした所で初めて休憩した。雨もいつのまにか上がっていたの
で、雨具を脱いだ。谷の向こうに棚橋山が見える。
  5分の休憩で出発。相変わらずの急登が続く。
  途中に3合目、5合目、8合目の標識が有るが、何を基準にしてこの標識をつけたの
か。
  標高730m付近に杉の大木が有り、急登は終わった。杉の木に誰かの登山記念の額
と鳥の巣箱がついていた。
  そこから先は、小さなピークを巻いたり窪地を越えたり、落ち葉に覆われた道は所々
不明瞭になる。赤布を要所要所につけていった。
  8時47分、山頂に着いた。少し青空が見えていた。
  期待していた飯豊山の眺めは、今日も見る事が出来なかった。
  しかし、すぐ近くに蒜場山、焼峰山、二王子岳が見えていた。先日登った。赤津山は
ガスに隠れていた。
  ひとりビールで乾杯して、9時1分下山開始。
  急な下りを転ばないように小股で歩く。
  沢に出会う所は赤布があって迷わない。
  再び沢を下り始めたら、前方から今度は人間の夫婦が現れた。こんな山で人に会うな
んて思わなかったので、先程のカモシカよりも驚いてしまった。
  尾根の取り付きの目印を教えて分かれた。
  9時52分、登山口の林道に戻ってきた。
  短い山行だったけど変化に富んだ面白い山行だった。
  帰りは赤谷に抜けて豊浦経由で豊栄に帰ってきた。

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