二王子岳

1999年1月2日、単独

コースタイム
新潟市五十嵐実家発5:30=二王子神社着6:45発6:56−一王子着7:54
発8:00−独標(定高山)着8:52発9:00山頂着11:03発11:57−
独標着13:10発13:16−一王子着13:41発13:47−二王子神社着1
4:23発14:57−新潟市五十嵐着16:00

  新潟市の五十嵐にある実家をまだ暗い5時30分に出発、途中のコンビニにて朝食
を摂り登山口の新発田市の二王子神社を目指す。
  新発田バイパス付近でうっすらと夜が明け始めた。大晦日以来の雪で一面真っ白だ。
小雪がちらついている。
  南股の集落より細い林道に入るが会社より4駆のバンを借りており路面に雪が積もっ
ているが難なく登山口の二王子神社まで入る事が出来た。
  辺りはもうすっかり明るくなっていた。天気は小雪。
  私が着いたとき2人パーティーが先行して歩き出していた。そして、林道途中に車を
止めていた、4人パーティーがほぼ同時に歩き始めた。
  登山口付近の積雪は5cmくらい、意外と積もっていない。長靴を履いて歩き出す。
  足跡は先行の2人組の物だけのようだ。しかし、昨日も入山している人が居るようだ
新雪の下に足跡が見える。
  二合目の水場の水が辺りの雪を溶かして流れていた。その水でのどを潤す。
  3合目の一王子で先行の2人に追いついた。この辺りで積雪はわかん無しで足首まで
もぐる程度だ。
  一王子の小屋に人の声がする誰か昨日より泊まっているようだ。
  小休止の後私が先頭で歩き始めた。積雪は1mくらい有りそうだが、トレースが着い
ておりトレースの上は足首くらいまでしかもぐらない。もぐる分が昨日より新たに
降った雪だろう。
  4合目にて雨具をつける。雪は気にするほどではないが木に積もった雪が時折落ち
る、そのための雨具だ。
  5合目の独標までは3人で先頭を交代しながら進んだ。
  5合目で小休止していると一王子の小屋に泊まっていたパーティーと登山口を同時に
出発した4人が追いついてきた。
  一王子の小屋に泊まっていたパーティーは9人で新発田の下越山岳会の方々だった。
  これで合計16名のパーティーになった。冬山は大勢いた方がラッセルを交代できて
楽だ。
独標より10分歩いたところでわかんを付けた。そして、尾根をトラバース気味に行
く夏道を離れて尾根の上を忠実にたどるコースをとった。いつしか昨日のトレースは
消えていた。戻ったのだろう。
  夏道を外れたため目標物がなくおまけにガスがかかってきたので現在地が良く分から
なくなってきたが、視界は200mくらい有り、尾根上の所々にポールが立っている
ため道に迷う心配はない。
  トレースが消えてからはわかんを付けても膝までのラッセルになってきた。
  油こぼしは右手の薮の中を通ったが、この部分だけ急なため腰までのラッセルになっ
た。
  油こぼしより上は薮はすべて雪の下になり雪原を歩くようになる。下越山岳会のメン
バーが所々標識旗をさしてくれた。私も持ってきていたが山岳会の方の標識を頼る事
にした。
  三王子付近から上は雪面がクラストしておりもぐらなくなった。雪は相変わらず降っ
ていたが、風は微風で寒さはあまり感じない。
  11時3分、山頂に着いた。視界は100mくらい、青春の鐘は巨大な樹氷になって
いた。避難小屋は少し雪に埋もれていたが、入口の雪を少しかく程度で利用できた。
すぐに小屋に入った。
  16人のメンバーが入ると寒々とした小屋の中もすぐに暖かくなった。
  濡れた衣服を着替え、ラーメンで体を温め、11時57分、一人で山頂を後にした。
下りは標識旗も有り、トレースもはっきりしているので快調なペースで歩ける。
登りのトレースの上に少々新雪が霜っていたがトレースははっきりしていた。
  4合目付近でわかんをはずして歩き出す。
  14時23分に無事に二王子神社まで下山してきた。
  この日は豊栄の自宅に帰らず、親戚が集まっている新潟市五十嵐の実家に帰った。

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