烏帽子岳

下田村

1999年11月7日、単独

コースタイム
6:50豊栄発=8:20笠堀ダム駐車場着8:25発−8:30笠堀ダム北詰−9
:40山頂着9:50発−10:50笠堀ダム北詰−10:55笠堀ダム駐車場着=
小須戸花の湯館=13:00豊栄着

烏帽子岳は同名の山があちらこちらにあるが、駒ヶ岳のように地域の名前を冠して呼
ぶ事はあまりない。
だいたい山の形が烏帽子に似ているからこの名前がつくのだろう。
昨年私の所属する会のメンバーがこの山に登っており、山頂からの眺めは一級品との
事だった。ただし、ヒルが有名な川内山塊にある為行くなら秋が良いと考えていた。
前日は新潟市の実家に帰っていたが登山靴を忘れていたので朝豊栄の自宅に取りに
戻った。
天気は快晴、放射冷却で少し寒かった。
登山口の笠堀ダムに着くと登山者が大勢いた。おそらく光明山の登山者だろう。
私は多くの登山者が行く方向とは逆の笠堀ダムの対岸に向かって歩き出した。
登るルートはダムから続く尾根を取る事にしているが、ダムからは絶壁の為尾根に取
付けない、左に続く遊歩道に入り適当な所で薮に突っ込んだ。
尾根の上に出るとしっかりした踏み跡がついていた。帰路の為に赤布をぶらさげた。
踏み跡が尾根の先端方向に伸びているが、帰りに何処まで続いているか確認する事に
して烏帽子岳方向に向かって歩き始めた。
邪魔な枝は刈られてあり一般登山道のように見える。所々岩場があり岩場を通過した
後は踏み跡を一瞬見失うが適当に尾根の真ん中を歩くとすぐに踏み跡に乗った。
傾斜がやや緩くなった所に松の木が数本生えていて、その下が広く刈られていた。休
み場に丁度よかったので少し休んだ。ビールの空缶が木の枝に刺されてあり製造年月
日を見ると96年12月とあった。その頃、誰かが登ってきたのだろう。
そこから先は踏み跡はやや薄くなり始めた。
岩場は所々現れた。岩場を過ぎると踏み跡が分からなくなる。適当に突っ込むと踏み
跡に乗るが潅木帯の為なかなか歩きにくい。山頂直下の大きな岩場は黄色いペンキが
はげかかっていた。ここがルートなのかこっちは危険なのか、はげかかっているので
分からない。確かに昔は登山道がここを通っていた証拠だ。
最後はかなりの急登だった。
山頂は横に広がっており三角点は西の端にあった。
展望はなかなかよい、持ってきた20万図で山座同定、目の前に粟ケ岳がすごい迫力
で迫っていた。その右に青里岳、矢筈岳、五剣谷岳は青里岳に重なって見えなかっ
た。そして、更に右に行くと特徴ある形の駒形山、光明山、守門岳、浅草岳は他の山
に重なって見えなかった。そして、眼下に笠堀ダム。
低山ながらなかなかの展望だ。ビールで乾杯したい所だが、今回は行程が短い為車に
戻る頃に酔いが覚めないと行けないので持ってきていなかった。
下山は往路を戻った。下りは薮が順目の為薮をこぎやすい。岩場は三点支持に気を付
けていれば難なく下れた。
気になっていた尾根の先端方向に伸びる踏み跡は尾根の先端で消えていた。その下
は絶壁の為降りる事は出来ない。
目印の赤布の所まで戻り赤布を回収して登ってきた斜面を下った。
笠堀ダムは多くの観光客でごった返していた。
帰りに国道289号(新八十里越道)が何処まで車が入れるか行ってみた。大谷ダム
のダム湖が終わって少し先の所でゲートが閉じられていた。
帰りに小須戸の花の湯館で汗を流して豊栄に戻った。
「新潟の低山薮山」を著した羽田氏もこの山を別ルートで登っているが、本の中で
「低山で高山気分」と書いてある。まさにそんな感じのする山だった。

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