骨折治療
入院〜手術
2006年12月7日記
10月15日(日)。
御神楽山中で遭難してヘリと救急車で新潟中央病院に運び込まれた。
レントゲンなどの検査で左足踵骨骨折、右足打撲擦過傷と診断された。左足はシーネで足を固定し、右足は消毒して包帯を巻いた。
松葉杖を借りてその晩は帰宅。数日後に再度来院するように言われた。
しかし、その晩はこれまで経験したことのない痛みのため眠ることが出来なかった。
10月16日(月)。
翌日に病院に行く予定だったが、あまりの痛さと右足の擦過傷の血が止まらないため、この日に病院に行くことにした。
午前中に仕事の打ち合わせをするが、痛みで頭が通常通り働かない。
午後、父に送って貰って新潟中央病院の整形外科外来に伺う。
即診察室に通された。医師から「手術が必要なのでこのまま入院するように」と言われる。
入院なんて考えてもいなかった。
さらに、入院期間は1ヶ月必要と言われる。
でも、いきなり入院して1ヶ月なんて仕事にかなり影響が出る。その旨先生に言うと「2週間でもなんとかなるかな」と、あっさりと短くしてくれた。
それと、私は独身で入院の準備を自分でしなければならない、いったん帰してくれと頼んだ。
結局この日は帰って入院の支度をし、翌日から入院ということになった。
帰ってから一緒に仕事している父、姉、妹と仕事の打ち合わせ。この時も痛みでパニック状態だった。
処方された鎮痛剤を飲むと、今までの痛みがうそのように取れた。
10月17日(火)入院。
病棟の看護師から入院中のことなどいろいろ説明を受ける。
10月18日(水)
手術の日。
前夜の夕食を最後に食事は禁止。そして、当日朝から水分も取れなくなった。そして、点滴開始。歩行は松葉杖から車椅子に変わる。
車椅子はなかなか楽しい乗り物だ。
午前、手術室の看護師が来て麻酔や手術の内容の説明をした。
午後3時過ぎに呼ばれる。
トイレを済ませ病棟の部屋で着衣を取り、筋肉注射。その後、ストレッャーに乗せられたまま手術室に運び込まれる。
風邪を引いて少々熱っぽい。
血圧計を腕に巻かれ、脈を指先で取り、心電図をとっている状態にされる。
背中を丸めて腰から麻酔を打つ。
下半身に麻酔が効いたところで手術開始。
”ウィーン”というドリルの音が聞こえた。手術は割れた踵の骨をピンをさして止める手術。
手術中も部屋の中は和気藹々としている。
1時間くらいで手術は終了。
夜、麻酔が覚めると患部が痛くなり、坐薬を入れてもらい落ち着いた。
10月19日(木)
朝まで点滴のためベッドから離れられない。用足しも尿器などでする。
食事がふつうに戻ってからは少々下痢気味、また、麻酔の副作用で激しい頭痛が始まった。
10月20日(金)〜10月30日(月)
麻酔の副作用による頭痛は26日まで続いた。
21日(土)くらいから次々と山仲間が見舞いに訪れた。座って話をしたいが、頭を上げると頭痛が始まるので、横になったまま話をする。見舞いに来てくれる仲間は有難い。
しかし、毎日が退屈この上ない。
30日にシーネをはずし、ギブスで固定して退院した。
ただ、ギブスはかゆいとき困る。箸を突っ込んでかいていた。