越後藪山情報ネットワーク2001年のレポートの要約

枯木山(福島県舘岩村)2001年11月下旬
林道終点から藪をこいで沢を渡り、沢沿いに踏みあとがあるが、なかなか高度が上がらないので急斜面を登る。尾根に出でも広くてどこを歩けばいいか迷う。県境尾根を進み、二つに尾根が分かれるところは分かりづらい。

喜助峰
(朝日村)2001年11月中旬
奥三面小屋まではしっかり踏まれた水平道。三本目の沢を渡ったところで尾根に取り付く。右からの広い尾根にぶつかって西に向きを変える。

津久の岐山(湯之谷村、広神村)2001年12月下旬
奥只見シルバーライン11号トンネル手前より入る。稜線に出るとすばらしい展望が広がっていた。

餓鬼山
(朝日村、山形県)2001年11月下旬
太鼓沢川を遡って県境尾根に出る。山頂までは道形が付いていた。

宿坊山、三俣山、シゲト山
黒檜岳(群馬県)2001年11月下旬
柳沢林道を進み、そのまま廃道化した林道を進む、宿坊山へ続く尾根の取り付きは赤テープあり。そこから、宿坊山へは疎林の中を登り、藪はなし。宿坊山から三俣山、シゲト山、黒檜山までも藪はなく、赤布などの目印も多い。黒檜山からの下山は登山道を下る。

粟立山(新井市)2001年11月中旬。
新井市と名立町の境界沿いに進む。踏み跡 と鉈目があるが、笹と低木で時々不鮮明になる。山頂からは低木ごしに関田山脈、重 倉山、日本海の海岸線、鉾ヶ岳、大毛無山とその奥に雪をかぶった火打山と焼山が見 えた。

がき山(山形県)2001年11月中旬。
鍋越山の登山口から滝川沿いに左岸を歩 き、ここのつくら沢右岸尾根を登る。尾根ははっきりしているが踏み跡はない。12 00m地点から緩やかになるが、さらにツルが仲間に入り、藪こぎが山頂まで続く。

喜助峰(朝日村)2001年11月中旬。
朝日スーパーラインの石黒沢駐車場から猿 田川を渡渉し、山越えで泥又川に至る。泥又川の渡渉は猿田川より簡単。607m峰 を経由し、830m付近から猛烈な藪になる。三角点は地面すれすれだった。

巣戸々山(朝日村)2001年11月中旬。
岩井又沢左岸尾根末端に取り付くが、ブ ナ主体の尾根で道形なし。途中から道形が現れるが、モカケ峰手前で不明となる。モ カケ峰からのブナ林は藪が薄いが、藪尾根が続く。三角点のある峰の露岩からの眺め は抜群。

上泉山(朝日村)2001年11月上旬。
三面小屋手前の岩井又沢出合から三面川と 岩井俣沢の間の尾根を登る。870m付近まで薄い踏み跡があり、その先はキタゴヨ ウが生えている。山頂付近はくぼみが多く、山名の由来か?

鷹ノ巣山(朝日村)2001年10月下旬。
旧柳生戸集落に車をおき、大峠に向かう 登山道を進む。途中から517m地点のある尾根を下り長津川に至る。長津川を少し 下り、鷹ノ巣山南西尾根に取り付き、山頂を往復する。

黒手ノ峰〜牟礼山(関川村・黒川村)2001年11月上旬。
小川治山資材路を終点 まで歩き、小川左岸をマサミ沢まで歩く。マサミ沢から小川を少し登り、右岸に取り つく。小川ノ頭手前が少し藪だが、問題無く牟礼山まで歩くことができる。

小倉・大倉(新発田市)2001年10月下旬。
飯豊沢左岸尾根を登ると踏み跡があ る。1150m峰に荷物をデポし、小倉(1144.5m)を往復する。さらに北東 の大倉(1169m)を往復し、登ってきた尾根を下る。

若ぶな山(関川村)2001年10月下旬。
大里峠に向かう林道終点から伐採地に付 けられた植林道を利用して、伐採最高地点を目指す。そして鉄塔巡視路を辿って、尾 根上にある鉄塔へ。ここから藪尾根となるが、ブナが多くこの時期だと苦にするほど でない。

白髭山(三川村)2001年10月中旬。
電波塔から立派な道があり、この道は57 9m峰を過ぎ、その先の尾根が分かれるピークまで続いていた。伐採された斜面に杉 が植林されている場から白髭山まで、時折古い鉈目が有るが、道らしいものはない。

重蔵山(朝日村)2001年10月中旬。
朝日スーパーラインの県境から県境尾根に ある道形を忠実に辿って行く。県境不明区間のルートは、尾根寄りのヒドを利用する のが楽である。最後のコル(標高780m)からも県境尾根をそのまま登る。

蛇崩山(関川村)2001年10月上旬。
荒谷沢右岸尾根に末端から取り付くと巾2 mもある立派な道がある。標高350m付近の平ら地から、刈り道は国道側に下って いた。ここからも山頂まで部分的に藪となるが、古い道形がある。

エノカッチ(関川村)2001年10月上旬。
大里峠から30m程玉川方面に下り、 そこから尾根を目指す。563mピークから道形あり。ブナ尾根が続くが下藪が多 い。道形は一部不明瞭で藪となるが、基本的には山頂まであり。山頂は藪で展望な し。

有倉山(中里村)2001年10月上旬。
林道小沢東山線から林道中魚沼丘陵線に入 り、車を停める。草藪に被われた林道跡を進むと記念碑がある。その裏の踏み跡を進 んで行くと一等三角点がある。

剱ガ倉山(湯之谷村)2001年9月下旬。
平ガ岳から踏み跡を辿り、群馬県境に 沿って、剱ガ倉山に登る。さらに滝が倉山方面へ向かうが、チシマザサとシャクナゲ の藪で、1840m地点から平ガ岳沢に下って林道終点に至る。

灰ノ又山(湯之谷村)2001年7月下旬。
雨池橋に駐車し、自転車で林道を1時間 かけて西沢にかかる橋まで行く。岩魚止沢出合まで歩き、入渓する。約1時間で二又 に着き、右沢に入る。そのまま沢をつめて、廃道に近い登山道に至る。

丸山岳(福島県)2001年7月上旬。
初日は仕入沢をつめて袖沢峠を越える。そし て枝沢を下りメルガ岐沢に入渓し、平沢出合過ぎまで遡る。2日目は丸山岳西尾根に 直登し猛烈な藪に体力と時間をロスするが尾根伝いを丸山岳へ至る。1泊2日の山 行。

黒菱山・鬼ケ城ノ峰(妙高村)2001年5月下旬。
黒菱川を遡行し、乙見三角雪を 斜めに横切り乙見尾根に這い上がり、黒菱山の北北東斜面を登る。黒菱山に荷物をデ ポし、鬼ケ城ノ峰を往復する。

大樽山〜鉾立峰(黒川村)2001年6月上旬。
大樽山から最低鞍部付近まで踏み跡 があるが、そこから先は藪。所々残雪が現れるが、それほどの助けにならない。池塘 付近も残雪に被われているが、尾根が細くなると藪になる。大石山を経由してヒュッ テに戻る。

ヤンゲン峰(黒川村)2001年6月上旬。
胎内川本流から薬研沢出合まで行き、薬 研沢右岸尾根を登る。「浦島ノ廊下」と呼ばれる古い道形を辿り、950m付近まで 利用する。それから時々残雪があり、ヤンゲン峰に至る。日帰り。

高坪山・虚空蔵峰(荒川町)2001年5月下旬。
林道花立切田線を花立集落に向か うと「荒島城コース」の標識がある。車道を少し入り、登山道を登って関川村境界に 近づくと意外に大きなブナ林となる。さらに黒川村の境界を進むと虚空蔵峰となる。

頭布山(関川村)2001年5月中旬。
田麦集落から林道終点まで行く。踏み跡をた どるがクリコ沢を越えたところで見失い、カンニャゴエ西沢に入渓する。沢をつめ、 カンニャゴエに至り、下頭布、中頭布、奥頭布を越えて頭布山に至る。

大兜山(六日町)2001年5月上旬。
野中集落からの道路は雪で終点まで行けな い。野中沢沿いの歩道を進み、タキ沢とジロト沢の中間尾根を登る。踏み跡と赤布に 導かれて高度をかせぎ、残雪を使って山頂に立つ。

景鶴山(群馬県)2001年5月上旬。
鳩待峠から山ノ鼻に下り、ケイズル沢から景 鶴山に登る。山頂からの展望は素晴らしく、谷川連峰、会津駒ヶ岳〜丸山岳、浅草岳 や毛猛山、そして平ヶ岳が近く聳える。大白沢山、至仏山を経由して、鳩待峠に戻 る。

矢筈岳(上川村、村松町)2001年4月下旬。
林道倉谷線から魚止山東尾根に取り 付き魚止山に登る。そこから駒形山との分岐に至り、矢筈岳に向かう。これも『新潟 の低山藪山』と同じ日帰り山行だが、羽田寿志さんの報告ではない。

青里岳環状縦走(村松町)2001年4月下旬。
毛石山登山口に車を置き、木六山、 七郎平山、銀次郎山、銀太郎山、五剣谷岳を経由して青里岳に至る。戻りは灰ケ岳を 往復し、毛石山を経由して車を回収する。日帰り縦走。なお羽田寿志さんではない。

大平山〜田麦峠(神林村、関川村)2001年5月中旬。
石川を遡行し、樽ノ口を見 て、村上市のと境界に至る。大平山まで境界を往復し、田麦峠に向かう。513m峰 までかすかに踏み跡があり、そこから明瞭な道がある。 

長津川〜鷲ケ巣山(朝日村)2001年5月中旬。
長津川の砂防ダムから遡り、滝沢 左岸尾根に取り付く。踏み跡があるが、600m付近で無くなる。744m峰から鷲 ケ巣山を往復。マタゴエ沢方向に下り、旧柳生戸集落の小学校跡付近に出た。

小揚川〜鷲ケ巣山(朝日村)2001年5月上旬。
小揚川細口沢の砂防ダムから沢沿 いに進み、魚止沢から左岸の尾根に取り付く。長津川との分水尾根に出ると、明瞭な 鉈目がある。鷲ケ巣山山頂から前ノ岳に下り、南南西尾根を下って林道に至る。

大平山(神林村)2001年4月下旬。
南大平キャンプ場奥の国有林のゲートに車を 停め、石川を遡行する。石川左岸には小さな滝がいくつかある。樽ノ口から村上市と の境界に登り、大平山まで歩いて南西尾根を下って林道に至る。

大倉山(広神村)2001年4月中旬。
三ツ又集落から道路を歩き、津長沢を詰め て、大倉山の南西尾根に取り付く。大倉山は毛猛山塊や奥只見の山々の展望がすばら しい。大倉山からは入広瀬村との境界を902.8m峰まで進み、南西尾根を下る。

登立山(朝日村)2001年4月下旬。
新保岳登山口手前の赤沢橋に車を停める。マ クリ川沿いの道路を進み、ダムから約500m行って南俣沢の右の尾根を登る。踏み 跡がある。登立山からは町村境を新保岳まで歩く。

村上市鍋倉山〜朝日村早稲田集落(村上市・朝日村)2001年4月上旬。
鍋倉山手 前の440m峰に荷物を置き、鍋倉山を往復する。所々古い道形を確認しながら、市 村境を目指す。612m峰からは鍋倉山から歩いてきた尾根がよく見える。

能化山一周(村上市)2001年4月上旬。
これまでの登山道は地形図の寺付近から 150m地点を通る尾根にある。山頂から南に整備された道を下る。登った右岸尾根 ルートよりも下った左岸尾根ルートの方が昔から利用されていた道のようだった。

葡萄鼻山(関川村)2001年3月中旬。
大石ダムからスキーを履いて梁山泊まで歩 く。立烏帽子の急な斜面を左に見ながら、斜面が緩くなったところで尾根に登る。雪 面がクラストしていたので、途中でスキーをデポし、ツボ足で葡萄鼻山800m峰ま で歩く。

竹ノ倉山(鹿瀬町)2001年3月中旬。
水沢の集落の外れに簡易水道の施設の脇か ら取り付く。250m峰を巻くようにして登り、293m峰を通過する。300m付 近は針葉樹で視界がきかない。竹ノ倉山最後の急登は一列に針葉樹が生えている。

観音山(福島県)2001年3月中旬。
神社付近の尾根の末端から取り付く。10分 ほど登った所に観測小屋のようなものがある。1426m峰からは、大峠から流石山 ・三倉山への白い稜線が屏風のように立ちはだかって見える。赤崩山が迫力ある姿で 真近い。山頂はなだらかで小広い。展望は360度文句なしの素晴らしさ。

村上市能化山〜朝日村上野集落(村上市・朝日村)2001年3月下旬。
間島駅から 能化山に登り、登山道を少し戻って、405.8m(点名:境川)に向かう。古い地 形図の道は廃道状態。市村境から少し南下し、東に延びる尾根を下って上野集落に至 る。

ヨモギ山(大和町)2001年3月下旬。
荒山集落からスキーを履いて道路を歩き、 ヨモギ山西斜面に取り付く。山頂は越後三山の眺望が申し分ない。南東の1036峰 まで足を伸ばす。北西尾根を下ったが、スキーを外し、樹木に掴まりながら下る場所 もあった。


越後藪山情報ネットワークの案内のページへ戻る

inserted by FC2 system